炊飯に適したお水の量とは?軟水・硬水とお米の関係を解説

炊飯のときに使用するお水の量や種類によって、ご飯のおいしさが大きく変わることをご存知でしょうか?また、普通精米、新米、無洗米、もち米、玄米など、お米の種類によって最適なお水の量や種類が異なります。

本記事では、炊飯に適したお水の量や性質、さらにお米をおいしく炊くためのコツについて詳しく解説します。

炊飯時に適したお水の量はどのくらい?

まず、はじめに炊飯に適したお水の量がどのくらいなのかを、以下のお米の種類別に解説します。

  • ・ 普通精米
  • ・ 新米
  • ・ 無洗米
  • ・ もち米
  • ・ 玄米

普通精米

普通精米の場合、お米1合に対してのお水の適量はお米の量の1.1倍から1.2倍です。お米1合は180mlですので、お水の量は198mlから216ml程度が適量といえるでしょう。

お水を計るのが面倒な場合は、お米を平らにならし、中指を垂直に入れたときに第一関節あたりまでお水があれば適量です。ただし、指の長さは個人差があるので、一度炊きあがりを確認したうえで好みに応じて微調整するとよいでしょう。

新米

新米は収穫されたばかりのお米で、水分を多く含んでいます。そのため、普通精米と比べて少なめのお水で炊くのがポイントです。おおよそお米1合に対して1.0倍から1.1倍のお水で炊くとよいでしょう。

新米はふっくらやわらかく炊けるのが魅力ですので、何回か炊いて好みの水分量を見つけましょう。

無洗米

無洗米は洗わずにそのまま炊ける便利なお米ですが、少し多めのお水を使用する必要があります。お米1合に対して1.5倍程度のお水を使用するのが一般的です。無洗米特有のサラッとした食感を楽しむためにも、適切な水量で炊くことが大切です。

また、無洗米は普通精米に比べると米ぬかがないため、お米の粒が小さくなります。そのため、同じ1合でも普通精米に比べて、お米の量が多くなっているので、それに伴ってお水の量も多めにしておく必要があります。

もち米

もち米は、お米1合に対して同量のお水で炊くのが適量です。もち米には水溶性食物繊維という粘り気が強い成分が含まれており、この成分が水分の代わりになります。お水を多く入れすぎるとベタベタとした炊きあがりになってしまうので注意しましょう。

玄米

玄米は外皮が残っているため、普通精米よりも硬い食感があります。玄米をおいしく炊くには、お米1合に対して1.7倍のお水を使用し、浸水時間を十分に取ることが重要です。6~8時間ほど浸しておくと、水分をしっかり吸収して柔らかく炊き上がります。

お米をおいしく炊くためのお水の性質

次に炊飯とお水の性質の関係について見ていきましょう。お水の性質は、お米の炊きあがりの味や食感に大きく影響します。

残留塩素がないお水を使用する

日本の水道水は「次亜塩素酸ナトリウム」という薬品で消毒されており、消毒後の水道水には塩素が含まれています。この塩素を「残留塩素」と呼び、水道法により残留塩素は0.1mg/L以上残留していなければならないとされています。

この残留塩素は0.4mg/L以上含まれると、塩素臭やカルキ臭を感じる人も増え、お米の風味にも影響を与える可能性があります。そのため浄水器などで塩素を除去したお水や、ミネラルウォーターを使うことで、美味しくお米を炊くことができるでしょう。

軟水と硬水どちらがお米に合うのか

お水の硬度は、水中に含まれるカルシウムやマグネシウムの量で決まります。一般的に、日本のお水は軟水が多いといわれています。

軟水はお米に均一に水分を吸収させるため、ふっくらとした炊き上がりになります。一方、硬水を使用すると、カルシウムがお米の繊維やペクチンと結合することで水の吸収を妨げ、お米が固く炊き上がりやすくなります。

ミネラルウォーターを使う場合は、軟水のものを選ぶとよいでしょう。

ぬか臭さ

水自体の性質ではありませんが、研ぎ方によって変わるのが「ぬか臭さ」です。

ぬか臭さは、お米に残っている米ぬかの臭いです。現在の精米技術では、米ぬかが大量に残っていることは少ないですが、適度に研ぐと味に違いが生まれます。

ただし、研ぎすぎると口当たりがべちょっとしたお米になってしまうため、やりすぎないように注意しましょう。

お米をおいしく炊くコツ

お米を美味しく炊くためには、いくつかのポイントがあります。

まずは、お米を炊く前に浸水させておくことが重要です。浸水時間を十分に取ることで、お米が水分をしっかり吸収し、ふっくらとした炊き上がりになります。

目安としては、普通精米の場合、夏は30分~1時間、冬は1~2時間程度の浸水時間が理想です。玄米の場合はさらに長い時間が必要で、6時間以上の浸水が推奨されます。

また、先述しましたが、お米を炊く際に使用するお水の種類も重要です。軟水を使用することで、お米が均一に水分を吸収しやすく、ふっくらと炊き上がります。

浄水器を使用して残留塩素を除去した水道水や、軟水のミネラルウォーターを使用するのも効果的です。

ミネラルウォーターでお米を炊くメリット・デメリット

ミネラルウォーターを使ってお米を炊くことには、いくつかのメリットとデメリットがあります。ここでは、それぞれのポイントを詳しく解説します。

メリット

ミネラルウォーターは加熱処理されており、塩素が用いられていないため、カルキ臭の影響を受けない点が最大のメリットです。

また季節や地域による水質変化も少なく、一定の品質のご飯を炊くことができる点もメリットといえるでしょう。

ウォーターサーバーがあれば、毎日重いペットボトルを買わずに、いつでも新鮮で高い品質のミネラルウォーターを使用できるのでおすすめです。

デメリット

ミネラルウォーターの最大のデメリットは、水道水に比べてコストがかかる点でしょう。

また日本で販売されているミネラルウォーターは軟水が多くなっていますが、一部硬度の高いものもあり、お水によってはお米を炊くのに向いていない場合があります。

まとめ

今回はおいしくご飯を炊くためのポイントについて解説しました。

炊飯に使用するお水の量や種類は、ご飯の美味しさに大きく影響するため、普通精米、新米、無洗米、もち米、玄米など、それぞれに適したお水の量を把握することが重要です。また、軟水と硬水の違い、お水の性質も考慮することで、さらにおいしいご飯を炊き上げることができます。

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