お酒をおいしく飲むには?チェイサーの種類やタイミング・量を紹介
自宅でお酒を楽しむ家飲み・宅飲みは、ストレスを発散したり、友達や家族とコミュニケーションをとったりする際にぴったりです。
そこで本記事では、おいしいお酒を作るためのポイントを解説します。
また、二日酔いを予防するために効果的なチェイサーの基本やおすすめの飲み方についても紹介するので、ぜひ楽しく自宅で飲む際に役立ててみてください。
自宅でお酒をおいしく飲む方法
おいしいお酒の割り方はご存知でしょうか。
お酒をおいしく飲む方法を割り方ごとに解説します。
ロック
ロックは、お酒と氷を合わせるだけの簡単な飲み方です。少しのこだわりでより本格的な味を楽しむことができます。
ロックを飲むときの氷は、家庭用冷凍庫で作った小さな氷ではなく、バーで見かけるようなロック用の大きな氷だと溶けにくいため、お酒の風味をゆっくりと楽しむことができます。大きく丸い氷ができる製氷器を利用すると簡単に作ることができます。
また、お酒を注ぐときはゆっくりと入れることで、お酒が泡立つことを防ぎ、風味が残りやすくなります。
水割り
水割りは、お酒をグラスに入れてからお水を注ぎましょう。冷たいお水を後から注ぐことでお酒の味が引き立ちます。
ウィスキーの場合は、ウィスキー:お水が1:2の割合がおすすめです。水割りを入れる容器は、背が高く、口の広いタンブラーだとより風味を楽しむことができます。
お湯割り
お湯割りは、人肌程度のお湯をグラスに入れてからお酒をゆっくりと注ぎます。
入れる順番を逆にしてしまうと、お酒のアルコールや風味が飛んでしまうので注意してください。焼酎の場合は、焼酎:お湯が3:2の割合がおすすめです。
炭酸割り
炭酸水で割る炭酸割りは、泡がはじけるときにお酒の風味を引き立ててくれます。
ウイスキーの場合はウイスキー1:炭酸水4程度にするのがおすすめです。
焼酎の場合、25度は焼酎1:炭酸水3、20度は焼酎1:炭酸水2くらいの割合にし、一度飲んでみてから好みに合わせて調整しましょう。
炭酸水は冷蔵庫で十分に冷やしておくのがポイントです。また、グラスに氷をたっぷり入れてからお酒を注いで冷やし、泡立たないようにグラスの縁からゆっくりと炭酸水を注ぐと炭酸が抜けにくくなります。
お酒に合うお水とは?
お湯割りや水割りに使うお水の種類も風味を左右する要素のひとつです。お水には軟水と硬水の2種類があり、それぞれ異なる硬度を持っています。
硬度は、カルシウムイオンやマグネシウムイオンの含有量で決まります。
国によって表し方が異なり、日本で一般的に使用されているのは水中のカルシウムイオンとマグネシウムイオンの量を炭酸カルシウムの量に換算した「アメリカ硬度」と呼ばれるものです。
具体的に、軟水と硬水は以下のような違いがあります。
軟水
軟水とは、1Lあたりの炭酸カルシウムの含有量が60mg以下のお水のことです。
あっさりしていて癖がない特徴を持ち、一般的に日本で作られている焼酎やウイスキーなどの蒸留酒は軟水が使用されています。そのため、これらのお酒を飲む際には、割るお水として軟水が適しているでしょう。
軟水を使って割ると口馴染みや口当たりが良くなります。日本の水道水は軟水なので、普段から飲み慣れている種類です。
何も入れずに軟水と硬水を飲み比べてみると、硬水は喉につっかかるような感覚がありますが、軟水は特に何も感じることなく飲み込むことができると思います。
硬水
硬水とは、1Lあたりの炭酸カルシウムの含有量が120~180mgのお水のことです。
180mg以上のお水については、超硬水と呼ばれます。
海外産ウイスキーなどの蒸留酒は硬水で作られているので、割り水も硬水にしてみてはいかがでしょうか。硬水は含まれているミネラル成分が多く、しっかりとした重めの口当たりになります。
軟水と違って少し飲み込みにくさを感じさせる種類のお水なので、軟水で仕込まれたお酒をあえて硬水で割る必要はないでしょう。このあたりは好みの問題も関係してくるので、実際に軟水と硬水のどちらがおいしいと感じるか飲み比べてみることもおすすめです。
健康的に飲酒するために欠かせないチェイサーとは
外食をしている時にお酒を注文すると、一緒にチェイサーと呼ばれるお水が出てくることがあります。
チェイサーにはどのような効果があるのか解説します。
チェイサーとは
チェイサーは、お酒を飲む際の別の飲み物のことを指します。主に、お酒を飲んだ後に口の中をすすいだり、喉を潤したりするためのものです。
チェイサー=お水というイメージがありますが、必ずしもお水だけとは限りません。
お水は最もシンプルなチェイサーで、お酒との相性も抜群です。しかし、その他にもジュース・ソーダ水・コーヒー・紅茶・牛乳・アルコール度数の低いお酒などもチェイサーとして使用されることがあります。
ただし、アルコールや糖分が多く含まれる飲み物をチェイサーにすると、アルコールの吸収が促進されてしまうため、お水がチェイサーとして最も適しています。
また、冷えた飲み物をチェイサーにすると、内臓の働きが低下してアルコールの分解が妨げられたり、舌の感覚が鈍くなり味が感じにくくなったりします。なるべく常温のチェイサーを飲むようにしましょう。
チェイサーの効果
チェイサーには大きく分けて3つの効果があります。
1つ目は口の中をすすいだり、喉を潤したりして、お酒の味や匂いをリセットする効果です。
味や香りの強いウイスキーや焼酎を飲み続けていると、段々と味に慣れてしまい感覚が薄れてしまいます。そこで、チェイサーを飲んで口の中をリセットすることで、再びお酒の味や香りを強く感じられるようになります。そのため、口当たりの良い軟水が適しているでしょう。
2つ目は脱水症状にならないための水分補給の効果です。
アルコールでは水分補給はできません。
なぜなら、アルコールを含む飲み物は利尿作用があるため、飲めば飲むほど体内の水分が排出されやすくなるからです。そのため、チェイサーを飲むことで水分補給を行い、脱水症状を防ぐことができます。また、飲酒中だけでなく飲酒前や飲酒後にもお水などの水分補給をするようにしましょう。
3つ目はアルコールの摂取量を抑える効果です。
アルコール度数の強いお酒はたくさん飲んでも、満腹と感じにくいため、どんどん飲んでしまいがちです。合間にチェイサーを飲むことによって、胃の容量を満たして満腹を感じられるようになります。しかし、チェイサーを飲んでも摂取したアルコール量は変わらないため、飲み過ぎには注意しましょう。
日本と海外の違い
チェイサーの定義は国によって異なり、お酒がチェイサーとして提供されることもあります。
そのため、海外旅行に行った際にお水をイメージしてチェイサーを注文するとお酒が運ばれてくる可能性もあるので、注文時に確認しましょう。
例えば、イギリスではテキーラを飲む際のチェイサーとして、テキーラよりもアルコール度数が低いお酒が使用されることも多いです。
チェイサーを飲むタイミング・量
チェイサーは、どのタイミングでどの程度飲めばよいのでしょうか。
単にお酒の合間に飲むだけでは、チェイサーとしての効果が得られないことがあります。
ここではチェイサーの飲み方について解説します。
お酒と交互
基本はお酒と交互に飲みましょう。チェイサーには「追いかける」という意味があるため、お酒を飲んだ後に続けて飲むのが基本的な飲み方です。
また、ノンアルコールのお水や炭酸水などをチェイサーとして使うことで、お酒の量を抑えながら満足感や満腹感を得やすくなります。
つい飲み過ぎてしまう方は、お酒のすぐ隣にチェイサーを置いておき、自然に手を伸ばせるようにしておきましょう。
味をリセットしたいとき
甘みや苦味の強いお酒を飲んだ後、口の中にその味が残ってしまうことがあります。このような場合も一度チェイサーを飲んで口の中をリセットしましょう。
チェイサーの基本的な飲み方はお酒を追いかけるようにして飲むと紹介しましたが、すぐにお水を飲むとお酒の味が消えてしまってもったいないと感じる方もいるのではないでしょうか。
追いかけて飲むといっても、お酒を流し込むような飲み方にする必要はありません。口の中に広がるお酒の香りを楽しみ、余韻を楽しんでからチェイサーを飲むようにしてみてはいかがでしょうか。
一度口の中がリセットされることにより、再度お酒を飲んだ時に新鮮なおいしさを感じられます。
食事の合間
味をリセットしたいときに飲むとよいと紹介しましたが、これはお酒を飲んだ後だけではなく、味の強いおつまみを食べた後も同様です。おつまみを食べた後にすぐお酒を飲むと、お酒本来の味が分かりにくくなってしまうこともあります。
酸っぱいものや辛いものなど、味の特徴が強いものを食べた後は、一度チェイサーを飲むと再びおいしいお酒を楽しめるようになるでしょう。
お酒と同じ量
チェイサーの量も大切です。基本の量は、お酒と同じにしてみてください。
例えば、お酒を1L飲んでチェイサーは小さなコップ一杯だけだった場合、チェイサーとしての大きな効果は期待できません。また、このような飲み方でも「チェイサーを飲んでいるから大丈夫」と思ってお酒を飲み過ぎてしまうことがあります。
お酒と同量のお水など、ノンアルコールのチェイサーを取り入れることで体内のアルコール濃度を薄めることが可能です。ただし、お酒と同量にするとよいといっても、例えば牛乳をチェイサーとした場合、飲み過ぎるとお腹を下してしまうこともあります。
このような点を考慮しても、基本的にはお水をチェイサーとして使うのがおすすめです。
もし、お酒を飲んだもののチェイサーを忘れてしまったということであれば、寝る前に多めにお水を飲むなど対策を取ってみましょう。
家飲みにウォーターサーバーがあると便利
お酒を飲む時は、お湯割りや水割り、チェイサーとして、お水は出番が多いことが分かりました。
ペットボトルのお水だとすぐに飲み切ってしまったり、わざわざお湯を沸かすのが面倒くさかったりするでしょう。そこで、便利なのがウォーターサーバーです。
冷水とお湯をすぐに準備できる
ウォーターサーバーは、レバー1つで冷水と温水を使い分けることができます。冷蔵庫で冷やしておく必要もなく、やかんやケトルでお湯を沸かす手間もかかりません。
冷水と温水を混ぜればお好きな温度に調整することができるため、好みに合ったお酒を作りやすいです。
チェイサーも飲みやすい
ウォーターサーバーがあると、家でお友達と飲む際にも活躍します。
お水が飲みたくなっても、わざわざ人の家でお水を頼むのは気が引けるという方がいらっしゃるかもしれません。しかし「ウォーターサーバーはセルフで」にしておけば、お友達が遠慮せずに本人がお水を飲みたいタイミングで、飲んでいただけます。
また、ウォーターサーバーのお水には天然水やRO水などの軟水が使われていることが多く、癖がなくお酒の味を邪魔しないため、チェイサーとしてぴったりです。
自宅でお酒を楽しむコツはお水にあり
自宅でおいしいお酒を楽しむために押さえておきたい基本的なお酒の作り方やチェイサーの役割、飲み方などについて紹介しました。チェイサーを飲むことの重要性は理解しているけれど、面倒くさくて続けられないといった方もいるでしょう。
そういった方は、おいしいお水を手軽に楽しめるコスモウォーターのウォーターサーバーがおすすめです。中でもsmartプラスNextは、冷水・温水それぞれで強・中・弱のお好みの温度に設定することができる温度調整機能がついているので、チェイサーとしてだけではなく、お酒を割る際のお水・お湯としても便利です。また、コスモウォーターでは、汲みたてでおいしいミネラルたっぷりの天然水を鮮度にこだわってお届けしています。是非、ウォーターサーバーで家飲みを充実させてみてください。