スーパーにある無料の給水サービスとは?安全性や注意点などを紹介

スーパーにある無料給水サービスが気になるものの、どのようなものかわからないと、利用を躊躇している方が多いのではないでしょうか。ここでは、無料給水サービスの仕組み、安全性、お水の種類などを解説するとともに同サービスのメリット、デメリット、注意点などを紹介しています。理解を深めたい方は、参考にしてください。
スーパーにある無料の給水サービスとは?
ここでは、無料給水サービスの仕組み、安全性などについて解説します。
無料給水サービスの仕組み
無料給水サービスの基本的な仕組みは以下のとおりです。
【仕組み】
- 有料の専用ボトルを購入する
- 給水機を使って専用ボトルに無料のお水を注ぐ
- 再度利用する際は、専用ボトルを繰り返し利用し、給水する
仕組みからわかる通り、専用ボトルを購入すると、何度でもお水を無料で注ぐことができます。たとえば、買い物のたびにお水を注いで持ち帰ることも可能です。
なぜ無料で提供されているのか?
無料給水サービスにかかる水道光熱費やメンテナンス費などは、原則としてスーパーが負担しています。スーパーがこれらの費用を負担している理由は、無料給水サービスを集客ツールのひとつと考えているからでしょう。スーパーのお客様が無料でお水を持ち帰ることで、来店頻度が高くなる期待ができます。無料給水サービスは、スーパーにとってもメリットのある取り組みなのです。
無料給水サービスの安全性について
原則として、無料給水サービスのお水の安全性に問題はありません。ただし、使用する専用ボトルが汚れていると、お水が傷みやすくなる恐れがあります。そのため、専用ボトルは清潔に保つことが大切です。
また、給水機の衛生状態は外見からは判断が難しく、スーパーが定期的にメンテナンスを行っていたとしても、利用者が誤った使い方をしていたり、第三者によるいたずらを受けたりしている可能性は否定できません。不特定多数の方が使用するため、安全性を確実に保証することは難しいでしょう。
お水の種類
利用できるお水の種類は、無料給水サービスで異なります。主な種類は以下の2つです。
お水の種類 | 概要 |
RO水 | 逆浸透膜フィルターを使ってお水の中に含まれている不純物を取り除いた純水に近いお水 |
アルカリイオン水 | ろ過したお水を電気分解した弱アルカリ性のお水 |
いずれも、使用される主な原水は水道水であり、ミネラルウォーターではありません。また、RO水、アルカリイオン水の無料給水サービスとは別に、ミネラルを添加したお水を有料で販売している給水サービスもあります。
スーパーの無料給水サービスのメリット
スーパーの無料給水サービスには次のメリットがあります。
水道代を節約できる
実感しやすいのが水道代の節約につながる点です。月に20日間、2Lのお水を注いで持ち帰ると、1ヶ月で40L分の水道代を節約することができます。持ち帰ったお水は自由に使うことができるので、飲み切れなかった場合は、食器洗いなどに使用するといいでしょう。
不純物を処理したお水が利用できる
RO水やアルカリイオン水などを無料で利用できる点もメリットです。日本の水道水の多くは、急速ろ過法と呼ばれる方法で作られています。急速ろ過法は、原水に凝集剤を加えて凝集・沈殿させた汚れを、ろ過池でろ過する方法です。短時間でろ過できる点は魅力ですが、有機物(不純物)が残るなどのデメリットを抱えています。
一方で、スーパーの無料給水サービスは、水道水から不純物を取り除いたRO水などを提供しています。ひと手間加えた品質の高いお水を利用できるといえるでしょう。
スーパーの無料給水サービスのデメリット
スーパーの無料給水サービスにはデメリットもあります。利用を検討している方は、以下の点を押さえておきましょう。
消費期限が短い
無料給水サービスで利用できるお水の消費期限は、市販されているペットボトルのお水よりも短く設定されています。無料給水サービスの専用ボトルは、滅菌したり、密閉したりできないため、長期間保存していると、ボトル内で微生物が繁殖する恐れがあります。このようなリスクを避けるため、消費期限を短く設定しているのです。具体的な消費期限は、無料給水サービスごとに異なるため、確認してから利用しましょう。
たとえば、以下の設定が考えられます。
用途 | 保存期間の目安 |
飲料用 | 常温で1日、冷蔵庫保存で3日 |
調理用 | 常温で3日、冷蔵庫保存で7日 |
以上の保存期間はあくまでも目安です。無料給水サービスを利用する場合は、消費期限を確認しておきましょう。
持ち帰る手間がかかる
無料給水サービスは、専用ボトルに注いだお水を自分で持ち帰るサービスです。そのため、スーパーから自宅までお水を運ぶ必要があります。専用ボトルのサイズは、2L~8Lなど様々な容量で用意されており、大きな専用ボトルを利用すると、それなりの手間がかかります。徒歩で移動する方や体力に自信がない方には、負担が大きいでしょう。かかる手間と節約できる水道代を比較して、利用を検討するとよいかもしれません。
スーパーの無料給水サービスの注意点
ここからは、スーパーの無料給水サービスを利用する際に、気をつけたいポイントを解説します。
専用ボトルを清潔に保つ
無料給水サービスは、RO水やアルカリイオン水など、安全性の高いお水を使用しています。ただし、専用ボトルが汚れていると、注いだお水も汚れてしまいます。安全に利用するため、清潔な専用ボトルを使用することが大切です。ただし、推奨されている洗浄方法は、無料給水サービスごとに異なります。柔らかいスポンジと中性洗剤で洗浄することを推奨しているものもあれば、洗剤を使用せず水道水のみで洗浄することを推奨しているものもあります。利用する無料給水サービスの取り扱い方法を確かめてから、専用ボトルを管理しましょう。
給水機のメンテナンス状態を確認する
給水機の状態も注意したいポイントです。定期的にメンテナンスを行っていますが、その頻度は毎日ではありません。不特定多数の方が利用するため、メンテナンス後に汚れが付着することも考えられます。残念ながら、完全に衛生的な状態が保証されているわけではありません。給水機の状態を確認してから利用しましょう。
乳幼児や高齢者には与えない
乳幼児や高齢者が利用する場合は、安全性に注意が必要です。専用ボトルの状態や保存期間、保存方法によっては、微生物が繁殖してお水が傷む恐れがあります。このようなリスクを考慮すると、乳幼児や高齢者の積極的な利用はおすすめできません。
安全性を重視したい方は、常に新品のボトルで提供されるウォーターサーバーの利用を検討しましょう。衛生的に管理されたお水を利用できるうえ、不特定多数の人が利用するといった心配もありません。ただし、ウォーターサーバーの中には、衛生面に配慮したうえで、ボトルを再利用しているところがあります。この点は、理解しておきたいポイントです。
まとめ
スーパーにある無料給水サービスは、購入した専用ボトルに給水機で無料のお水を注ぎ、持ち帰ることができるサービスです。水道水から不純物を除去したRO水などを利用することができます。メリットとして水道水を節約できますが、一方で、重たいお水を持ち帰る手間が増えたり、給水したお水は消費期限が短いといったデメリットも挙げられます。また、給水機や専用ボトルに汚れがあるとお水が傷んでしまう恐れもあるため、使用する際には注意が必要です。
安全性の高いお水を、より快適に便利に使いたいという方は、コスモウォーターのウォーターサーバーをご利用になってみてはいかがでしょうか。お水ボトルは常に新品で提供される密閉型のワンウェイボトルを使用しており、空気に触れにくく、お水の衛生面が保たれていることが特徴です。ミネラルがたっぷり含まれた天然水を最後の一滴まで楽しんでいただけます。 また、市販のペットボトル同様に、お水を持ち帰るとなると、使用する分だけお水を運ぶ手間がかかります。コスモウォーターのお水はご自宅の玄関先まで配達されるため、重たいお水を自宅まで持ち帰る手間がなくなることも大きなメリットとして挙げられます。詳しくは、以下のページをご確認ください。