ドライマウスの治し方・対策とは?症状や原因も紹介

口の中が乾燥し、食事や会話がしにくいと感じる場合、それはドライマウスかもしれません。
ドライマウスとは、唾液の分泌が減少し、口内が乾燥する症状のことです。
本記事ではドライマウスの症状や原因を解説するとともに、日常生活で簡単に取り入れられる改善策についてもご紹介しています。
ドライマウスで悩んでいるという方は、ぜひ参考にして生活習慣に取り入れてみてください。
ドライマウスとは?
はじめに、ドライマウスの症状や原因について見ていきましょう。
ドライマウスの症状
ドライマウスとは、ストレスや薬の副作用などさまざまな原因で、唾液の分泌量が少なくなり、口内が乾燥する症状のことです。
唾液には、食べ物の消化を助けたり、口内を潤して細菌の繁殖を防いだりと、さまざまな働きがあります。唾液が不足すると、食べ物が飲み込みにくくなり、話す際に口が回らなくなることがあるでしょう。さらに、口内環境の悪化によって口臭が発生しやすくなったり、虫歯や歯周病のリスクも高まったりする恐れもあります。
ドライマウスの原因
ドライマウスになる原因は、加齢による唾液腺の機能低下や薬の副作用が挙げられます。
特に、高血圧やうつ病の治療薬には、唾液分泌を抑えるものが含まれており、その影響で口内が乾燥しやすくなります。
また、ストレスや緊張、睡眠不足などでも、自律神経が乱れ、咀嚼時間が短くなるため、唾液の分泌量を減少させる原因と考えられています。
また、口呼吸による唾液の蒸発もドライマウスの原因となる場合もあります。
ドライマウスの治し方・対策
ドライマウスを治すには、日常生活の中で対策していくことが効果的です。
ここでは、日常生活に取り入れられるドライマウスの治し方・対策について詳しくご紹介します。
ガムを嚙む(顎の筋肉を動かす)
1つ目の対策は、ガムを噛み、顎の筋肉を動かすことです。
ガムを噛み、咬筋(噛む筋肉)を動かすことで、唾液腺が刺激されます。それにより自然と唾液の分泌が増え、口内の乾燥を改善できます。
1日に数回、ガムを噛む習慣をつけると、効果が期待できます。この際、噛むガムは虫歯予防効果のあるキシリトールガムを選びましょう。砂糖入りのガムは、糖分が虫歯の原因になりやすいので避けたほうが無難です。
こまめに水分を補給する
2つ目の対策はこまめに水分を補給することです。
こまめな水分補給は、ドライマウス対策の基本中の基本です。少量ずつ水分補給を行うことで、口内を常に潤すことができます。
水分補給は、水やノンカフェインのハーブティ、砂糖が含まれていない飲み物を選びましょう。コーヒーやアルコールは、逆に脱水を促すため、避けたほうが良いでしょう。
こまめに水分補給が行えるよう、普段からペットボトルや水筒を持ち歩くことがおすすめです。
保湿ケア用品を使う
3つ目の対策は、保湿ケア用品を使うことです。
自分でドライマウス対策が難しい場合は、保湿ケア用品を使う方法もあります。市販の口腔保湿ジェルやスプレー、マウスウォッシュなど、口内の乾燥をケアできる製品が販売されています。寝ている間の対策にはジェルタイプ、外出時にはスプレータイプ、歯磨き後にはマウスウォッシュなど状況に応じて使い分けるのが効果的です。
定期的に保湿ケアを行うことで、口内環境を健康な状態に保ちましょう。
室内の湿度を管理する
4つ目の対策は、室内の湿度を管理することです。
冬場やエアコンの使用が多い季節は、室内が乾燥しやすくなります。
湿度の低下は口内の乾燥にもつながりやすいため、室内を乾燥させないように湿度調整を行うことも、ドライマウス対策として有効です。加湿器などを活用し、室内の湿度を40~60%程度に保つのがおすすめです。また、空気がこもらないよう適度に換気するようにしましょう。
口内だけでなく、お肌や喉などを健康な状態に保つためにも室内管理は重要です。
鼻呼吸を心がける
5つ目の対策は、鼻呼吸を心がけることです。
口呼吸は、唾液を蒸発させドライマウスの原因となりやすいです。寝ている間に無意識に口呼吸となっている人も多いので、鼻呼吸を意識するなど改善していくことが重要です。意識だけでの改善が難しい場合は、就寝時に鼻呼吸を促進するテープなど市販の対策グッズも活用できます。
日中の起きている時間も鼻呼吸を意識し習慣化することで、口内の乾燥を防ぐようにしましょう。
飲酒・喫煙を控える
6つ目の対策は、飲酒・喫煙を控えることです。
アルコールには利尿作用があり、体内の水分を奪うためドライマウスを悪化させることがあります。また、タバコに含まれる有害物質は、唾液腺の機能を低下させてしまう可能性があり、唾液量の減少により、ドライマウスを促進してしまいます。
このようにアルコールやタバコには、口内の乾燥を促進する原因となるため、飲酒や喫煙はできるだけ避けるようにしましょう。
よく噛んで食事を取る
7つ目の対策は、よく噛んで食事を取ることです。
噛むという行為は、唾液を分泌する唾液腺を刺激し、唾液量を増やす効果があります。そのため、食事をする際によく噛んで食事をすることもドライマウスの対策として有効です。食事メニューは、柔らかいものだけでなく、適度に噛み応えのあるものを選ぶと、自然に噛む回数が増え、唾液量も増えます。また、よく噛んで食事をすることは、消化を助けることにもつながります。
ドライマウスだけでなく、内臓を健康に保つためにも重要なので、意識して実践しましょう。
規則正しい生活を心がける
8つ目の対策は、規則正しい生活を心がけることです。
規則正しい生活は、唾液分泌のリズムを整えるうえで非常に重要な要素です。特に、睡眠不足や生活のリズムの乱れは、唾液の分泌量の減少につながり、ドライマウスの症状を悪化させてしまう恐れがあるでしょう。
十分な睡眠の確保、バランスの取れた食事の摂取、適度な運動を日常的に行い、規則正しい生活を行うことで、口内の乾燥を防ぐことができます。
ストレスを解消する
9つ目の対策は、ストレスを解消することです。
ストレスは自律神経に影響を与え、唾液の分泌量を減少させる要因になります。そのため、リラクゼーションや適度な運動などのストレス解消法を取り入れ、精神的な健康を保つことが、ドライマウス対策に効果的です。特に、ヨガや瞑想、深呼吸などのリラクゼーションにつながるものは、自律神経系のバランスを整え、唾液の分泌を促進してくれます。
趣味などを持ち、適度な気分転換で精神的なストレスを減らす工夫を行いましょう。
医師に相談する
最後にご紹介する対策は、医師に相談することです。
上記の対策を行っても効果が見られない場合や、ドライマウスの症状が続く場合には、専門医に相談することをおすすめします。
ドライマウスの原因は生活環境だけでなく、糖尿病や自己免疫疾患などが原因となるケースもあります。そのため、ドライマウスの症状が続く場合には早期に専門医の診察を受け、適切な治療を受けることが重要です。
まとめ
ドライマウスは唾液分泌量が減少し、口内が乾燥することで口臭の原因になるだけでなく、虫歯や歯周病のリスクも高まるなど、健康にさまざまな悪影響を及ぼします。ドライマウスは改善に向けての対策が必要ですが、上記でご紹介したとおり、たくさんの対策方法があります。
今回、記事でご紹介した対策方法はどれも日常生活に取り入れやすく、簡単に実践できるものばかりです。なかでもこまめな水分補給は、口内の乾燥を防ぎ、健康な口腔環境を維持するためにも重要です。
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ドライマウスの改善にお悩みの方は、ぜひご検討ください。