赤ちゃんには軟水と硬水のどちらが良い?
赤ちゃんに水を飲ませるときに、どのようなお水がよいのでしょうか。
軟水や硬水などお水にも種類があり、どのお水がよいのか迷ってしまうこともあるでしょう。
そこで、この記事では赤ちゃん向けのお水の選び方について解説します。
お水は体の60%を占める成分(赤ちゃんだと70%以上)であるため、なるべく体によいものを選びましょう。
赤ちゃんには軟水を与えよう
結論からいうと、赤ちゃんには軟水が適しています。その理由を2つ紹介します。
内臓が未発達だから
1つ目の理由は、赤ちゃんの内臓はまだ発達していないからです。
ミネラル成分を多く含む硬水を赤ちゃんにあげてしまうと、うまく腸で分解することができません。
そのため、腹痛や下痢をしてしまうこともあります。人間の体は2~3歳までに内臓が発達するといわれていますので、それまでは内臓に負担をかけない軟水をあげるとよいでしょう。
ミルクや離乳食をつくるためにも使えるから
2つ目の理由は、ミルクや離乳食をつくる際にも使えるからです。
粉ミルクは赤ちゃんに必要な栄養成分の量やバランスが調整されているため、ミネラル分が多い硬水でつくることはおすすめできません。
また、硬水は少し苦みを感じる場合もあり、赤ちゃんの離乳食の味にも影響が出る可能性もあります。
軟水と硬水の違い
軟水と硬水は、水の硬度によって分類されています。硬度とは、水1Lあたりに含まれるミネラルの量のことです。
WHO(世界保健機関)の基準では120mg以下を軟水と定めていますが、日本では100mg以下を軟水としています。それぞれの特徴を紹介します。
軟水とは
軟水は口当たりがまろやかで、さっぱりとした風味です。日本の水道水や国産のミネラルウォーターは全て軟水です。
軟水で体や髪の毛を洗うと泡立ちはよいですが、硬水の場合はミネラル分があるため同じ石鹸を使ってもあまり泡立ちません。お水だけで洗う場合も硬水だと髪の毛がきしんだり、肌が乾燥したりしてしまいます。軟水のほうが肌や髪の毛に優しいと言えます。
硬水とは
硬水は口当たりが重く、少し苦みを感じます。石灰岩が多く緩やかな地形が多いヨーロッパでは、長い期間をかけて石灰の層を通って水が採取されるため、硬水になります。
硬水は普段の食生活の中だけでは足りないミネラル分を補給できるため、ミネラルが不足している人におすすめです。
赤ちゃんにはどの水が適している?
お水には硬度の違いで分類される硬水と軟水だけでなく、他にも種類があります。
それぞれのお水の特徴と赤ちゃんに適しているかについて解説します。
水道水
日本の水道水は、浄水場でろ過・消毒されて水質基準をクリアしている安全なお水です。
しかし、大人でも水道水は飲むことを避けているという方が一定数いることもあり、赤ちゃんに水道水をあげることをためらっている方もいらっしゃるでしょう。
赤ちゃんに安心して水道水をあげるためには「湯冷まし」がおすすめです。
水道水を消毒するために使われる塩素は、煮沸することでほとんど除去することができるからです。
湯冷ましのつくり方は次の通りです。
1 鍋ややかんに水道水を入れて火にかける
2 沸騰したら10分間ふたをせずに沸かし続ける
3 冷ましてから清潔な保存容器に入れて冷蔵庫で保管する
湯冷まししたお水はミルクつくりや離乳食を食べ終わった後の水分補給に使うことができます。
天然水
天然水とは、特定の水源から採取した地下水を元につくられたお水で、沈殿・ろ過・加熱殺菌のみの処理を行います。ナチュラルウォーターやナチュラルミネラルウォーターとも呼ばれます。
一方、ミネラルウォーターは加熱殺菌の他に複数の採水地のお水を混合したり、品質を安定させるためにミネラル分を調整したりしたお水です。
主に地下水が使われている天然水の安全性が気になる方もいらっしゃるでしょう。
国産の天然水では、「ミネラルウォーター類に定められた成分規格」による水質検査も行っているので、安全に飲むことができます。ただし国外の天然水の中には、加熱殺菌をせずに採水したものをそのまま容器に詰めている場合もあります。ヨーロッパでは原水本来の成分を変化させることが禁止されていて、その分採水地の環境基準が厳格に決められています。
よって、赤ちゃんには軟水が適しているため、国産の天然水であれば成分や安全性の観点から安心してあげられるお水と言えます。
純水
純水とは、水分子以外の不純物をほぼすべて除去した、純度の高いお水のことです。
純水のつくり方は大きく4つあり、その方法によって名称が決められています。
・蒸留水:水道水を沸騰させてできた蒸気を冷却して精製したお水
・イオン交換水:イオン交換樹脂でろ過したお水
・RO水:RO膜(0.001ミクロンの超微細なフィルター)でろ過したお水
・Elix(RO+EDI連続イオン交換)水:RO水をさらに連続イオン交換したお水
この4つの方法で精製されたお水は、ミネラル分がほとんど含まれていない軟水です。
ミネラル分も不純物も入っていないため、雑味がなく安心して赤ちゃんにあげることができます。
赤ちゃんに安全な軟水をあげる方法
ここからは赤ちゃんに安全な軟水をあげる方法を2つ紹介します。
軟水のペットボトル
1つ目は軟水が入っているペットボトルを購入する方法です。
お水のペットボトルはスーパーやドラックストアで手軽に購入することができます。家まで運ぶことが大変であれば、ネット通販を利用すれば玄関先まで運んでもらうことも可能です。まとめて購入すればコスパがよく、続けて飲みやすいというメリットがあります。
ウォーターサーバー
2つ目は天然水や純水を使ったウォーターサーバーを利用する方法です。
ウォーターサーバーはいつでも気軽にお水やお湯を使うことができます。育児や家事で忙しい時でも、お湯を沸騰させる手間をなくすことができる点はとても魅力的です。ペットボトルよりボトル1本あたりのお水の量も多いため、ゴミ捨てや保管の点でも優れているでしょう。
赤ちゃんと暮らす人におすすめのウォーターサーバーはコスモウォーター
赤ちゃんと暮らしている方に特におすすめのウォーターサーバーは、コスモウォーターです。
コスモウォーターのおすすめポイントは次の3つです。
1 Wクリーン(内部を常に清潔に保つ)機能で日々のお手入れの手間が少ない
2 足元ボトルで女性でもお水の交換が楽
3 サーバーレンタル・送料・定期メンテナンスが無料でランニングコストが低い
赤ちゃんには軟水のコスモウォーターがおすすめ
赤ちゃんのミルクや水分補給には、硬水よりも軟水がおすすめです。
赤ちゃんがいると日々の生活の中でお水を使う場面は多く、なるべく家事や育児の負担を減らしたいなら、コスモウォーターのウォーターサーバーがおすすめです。
お子様がいる家庭におすすめの機能が多く、安全なお水を赤ちゃんにあげることができます。ぜひご利用を検討してみてはいかがでしょうか。