妊娠中の正しい水分補給方法を紹介!おすすめの飲み物も
妊娠すると女性の身体は大きく変化し、体調やメンタルにも大きく関わってきます。
そんな時に特に重要なのが水分補給です。
お腹の中にいる赤ちゃんは90%が水分で構成されているとも言われ、母子ともに健康に過ごすためには適切な水分補給が欠かせません。
そこで、この記事では妊娠中の水分補給の方法やおすすめの飲み物について紹介します。
快適なマタニティライフのためにぜひ参考にしてください。
妊娠中の水分補給が重要な理由
妊娠中の水分補給が特に重要となる理由を4つ紹介します。
①赤ちゃんに栄養を届けるため
お腹の中にいる赤ちゃんに栄養を届けるのは血液の役割です。
妊娠をすると血液の量が20~30%も増え、赤ちゃんに栄養を届けてから老廃物を体外に運び出します。
お母さんの体内の水分が不足していると血液がドロドロになり、十分な栄養を赤ちゃんに届けることができなくなります。そのため水分を適切にとり、血液をサラサラにしておく必要があります。
②羊水には水分が欠かせないため
羊水とは、お腹の中で赤ちゃんを包んでいる羊膜を満たしている透明の液体です。
お腹の中の赤ちゃんを外部の衝撃から守る役割があります。赤ちゃんの内臓が発達し、腎臓の機能が備わると羊水を飲んで尿を排出するようになります。
お母さんが飲んだ水分が羊水の一部となるため、良質な水分を飲むことがおすすめです。
③汗をかきやすく水分不足になりやすいため
妊娠をすると通常よりも新陳代謝が上がり、汗をかきやすくなります。
汗をかくこと自体は悪いことではありませんが、汗をかいて体外に出てしまった分の水分補給をする必要があります。また、つわりがあるときは、吐いてしまったり食欲不振になることもあります。その時は水分不足にもなりがちで、脱水症状を起こしてしまうことも。
吐きづわりがある場合は、一気に水分補給をするのではなく、こまめに少しずつ水分を摂るようにしましょう。
④便秘になりやすいため
妊娠中はホルモンバランスや子宮によって腸が圧迫されるため、便秘になりやすいです。
妊娠初期は妊娠の継続を促すための黄体ホルモンに、腸の動きを弱めてしまう働きがあります。妊娠中期以降は子宮が大きくなり、腸を圧迫して便の移動を妨げてしまいます。
便秘が悪化すると、吐き気や嘔吐によってさらに水分不足になりやすいため、なるべくお水を多く摂り便を柔らかくしておきましょう。
妊娠中の正しい水分補給の方法
妊娠中は1日2Lを目安に、水分補給をしましょう。
1回の水分補給で大量に飲むのではなく、5~6回に分けてこまめに飲むことをおすすめします。妊娠中は頻尿やむくみの症状が出やすいため、水分を控えた方がよいと考える方もいらっしゃるでしょう。
しかし、赤ちゃんと母体の2人分の水分が必要なため、水分を控えることはやめてください。
妊娠中におすすめの飲み物
妊娠中の水分補給におすすめの飲み物を紹介します。
お水(白湯)
お水は糖分やカフェインなど余計な成分が含まれていませんので、妊娠中の水分補給におすすめの飲み物です。
体温よりも温かいお水(白湯)だと身体を冷やさずに飲むことができるため、冷えやむくみ対策にもなります。
お水だけだと飲みにくいと感じる場合は、少量のレモン汁を入れるとさっぱりとした飲み口になります。
牛乳
牛乳には多くのカルシウムが含まれています。
カルシウムはお腹の赤ちゃんの骨や歯の形成に欠かせない成分なので、妊娠中はいつもより多めに飲むとよいでしょう。
牛乳をそのまま飲むことが苦手な方は、料理に入れて摂取することをおすすめします。
麦茶
麦茶は大麦を原料とするお茶のため、ノンカフェインの飲み物です。
妊娠中だけでなく、出産後にも赤ちゃんと一緒に飲むことができます。
そのほか黒豆茶・そば茶・ルイボスティーもノンカフェインのお茶なので、妊娠中の水分補給におすすめです。ただし、ルイボスティーはポリフェノールを多く含むため、飲み過ぎには注意が必要です。
スポーツドリンク
妊娠中のつわりがひどい時期はスポーツドリンクもおすすめです。
嘔吐すると水分と共に電解質も体外へ出てしまい、水分だけで摂取しても体内に吸収されにくくなります。
また、スポーツドリンクには塩分や糖分も含まれているので、つわりで何も食べられない時の水分補給におすすめです。
ただし、普通に食事ができている時にスポーツドリンクを多く飲んでしまうと、塩分や糖分を摂りすぎになりますので注意してください。
妊娠中に避けた方がよい飲み物
一方で、妊娠中に避けた方がよい飲み物もあります。
冷たすぎる飲み物
夏など暑い時期は冷たい飲み物が飲みたくなります。
しかし、妊娠中は氷がたくさん入った冷たい飲み物は避けて、常温や温かい飲み物がおすすめです。
なぜなら冷たい飲み物を飲むと、血管の収縮が起こり血流が悪くなるからです。赤ちゃんに栄養を与える血流が悪くなると、成長不良になることも。また下半身の血液循環が悪くなると、むくみや便秘の原因にもなります。
アルコール
妊娠中に飲酒をすると、赤ちゃんに奇形や脳障害を起こす「胎児性アルコール症候群」を起こす可能性が上がります。
少量のアルコールでも、内臓が発達していない赤ちゃんの体内にアルコールが残留し影響が大きくなります。アルコール好きな方は、アルコール度数が0.00%のノンアルコール飲料であれば問題ないため、妊娠中や授乳中は置き換えて飲んでみてはいかがでしょうか。
カフェインは控えめに
カフェインを摂取しすぎると、流産や低体重出産になる可能性が高くなります。
1日のカフェインの摂取量の目安は、200mgでコーヒー2杯分くらいです。コーヒーだけではなく、緑茶(特に玉露)・紅茶・ココア・コーラ等にもカフェインが含まれています。これらも含んで「2杯まで」を目安にして、飲み過ぎないようにしてください。
また、チョコレートなどのお菓子にもカフェインが含まれていることが多く、気づかずにたくさんカフェインを摂取してしまうことも。パッケージの表記を見る習慣をつけるようにしましょう。
また、栄養ドリンクは必要な栄養素が摂取できるから身体に良いと考えがちですが、カフェインや糖質が多く入っているため、飲むことは避けてください。
妊娠中の水分補給はコスモウォーターで
妊娠中の水分補給の必要性や、妊娠中におすすめの飲み物や避けた方が良い飲み物を紹介しました。
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妊娠中の女性でもボトル交換がしやすく、日々のお手入れの手間がかかりません。
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ぜひ妊娠中にウォーターサーバーの導入を検討して、妊娠中はもちろん、その後の赤ちゃんとの生活の準備をしてみてはいかがでしょうか。
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