赤ちゃんや新生児に白湯などの水分補給は必要?

「赤ちゃんは、お水を飲まなくていいの?」「水分補給に白湯を与えていいの?」など、赤ちゃんの水分補給について疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか。初めての経験で、不安を感じている方も多いはずです。

この記事では、赤ちゃんの水分補給の必要性や、白湯を飲ませる時期、白湯の作り方、そして白湯に使用したいお水などについて解説しています。

母乳やミルクを飲んでいれば水分補給は必要ない

母乳やミルクを正常に飲んでいる赤ちゃんや新生児は、基本的に白湯など他の飲み物は必要ありません。

なぜかというと、赤ちゃんや新生児は、母乳やミルクだけで十分に水分が足りているからです。むしろ、白湯などを飲ませてお腹がいっぱいになってしまうと、母乳やミルクが飲めなくなってしまうので注意しましょう。

ただし、水分不足が疑われる場合は、母乳やミルクの摂取量に影響を与えないように気をつけながら、白湯を飲ませてあげるとよいでしょう。

白湯・ミネラルウォーターを飲ませたほうがいい場面

赤ちゃんの水分補給には、基本的にミルクのみで十分ですが、不純物が入っていないため、内臓に負担がかかりにくい白湯やミネラルウォーターなどを飲ませたほうがいい場面も存在します。ここでは、具体的なケースをご紹介します。

水分不足が疑われるとき

赤ちゃんの唇が乾いていたり、おしっこの量が少なかったりするときは水分不足になっている可能性があります。普段と違うなと感じたときは注意しましょう。

離乳食を開始したあと

離乳食以降は、ミルク以外の飲み物も与えていきます。離乳食が始まると、ミルクを飲む量が減ってくるため、ミルク以外の水分補給が必要です。その際に、白湯などで水分を摂るようにするとよいでしょう。

赤ちゃんや新生児に飲ませる白湯の作り方(水道水)

では、赤ちゃんや新生児にあげる白湯はどのように作ればいいのでしょうか。ここでは、水道水を使って白湯を作る方法を紹介します。

水道水をやかんや鍋に注ぐ

まず、水道水をやかんや鍋に注ぎます。電気ケトルを使ってお水を温めることもできますが、電気ケトルは、沸騰している状態を維持できないためおすすめできません。

また、お水は、必要な量よりも少し多めの量を注ぎます。次の工程で、しばらく沸騰させるため、完成する白湯の量は注いだお水の量よりも少なくなります。

そして、お水に含まれる不純物を揮発させるため、やかんや鍋のフタを開けておくこともポイントです。

15分以上沸騰させる

水道水を注いだやかんや鍋を火にかけて沸騰させます。この状態を15分以上維持し、煮沸をします。

というのも水道水を加熱すると、もともと消毒のために微量添加されている次亜塩素酸と有機物が反応し、トリハロメタンという化合物が生成されます。トリハロメタンの一種は、発がん性の恐れが指摘されています。ただし、沸騰した状態を維持することで揮発させられます。

沸騰時間が短いと、トリハロメタンが除去できないどころか、沸騰させる前の水道水よりも増えてしまう恐れがあるので注意が必要です。

トリハロメタンについての詳しい内容を知りたい方はこちらの記事もお読みください。

人肌に冷ます

15分以上かけて煮沸したらやかんや鍋を火からおろして、お湯を人肌程度(35~37度程度)まで冷まします。

早く冷ましたい場合であっても、氷を入れることはおすすめできません。氷に含まれる不純物が溶け出してしまうためです。

また、作った白湯は飲み切るようにしましょう。水道水に添加されていた塩素による消毒作用が弱まり、殺菌効果が薄まるためです。

赤ちゃんに飲ませる白湯で使用するお水の種類

白湯に使用するお水には、いくつかの選択肢があります。それぞれの特徴は以下の通りです。

水道水

前述したとおり、水道水を沸騰させて冷ますと白湯が作れます。主なメリットは、自宅で簡単に用意できることと、コストを抑えやすいことです。

ただし、水道水を十分に煮沸しない場合には残留塩素やトリハロメタンが含まれ、注意が必要です。また、白湯を作るには時間や手間もかかり、事前に用意する必要があります。 加えて、水道水は煮沸しても取り除けない不純物があります。近年だと全国各地で検出が相次いでいる有機フッ素化合物(PFAS)が話題になっていますが、他にも水道菅が腐食していると鉄さびが混じることがあり、この点も押さえておきたいポイントです。

ミネラルウォーター

ミネラルウォーターは、気になる不純物が入っていないため、水道水のように煮沸する必要はありません。水道水に比べてすぐに使えるため用意する時間や手間が少ない点は負担が少ない一方で、ミネラルウォーターを購入する必要があります。スーパーやコンビニを利用すると重たいお水を持ち運ぶ労力など、買いに行く負担がかかります。

また、赤ちゃんに飲ませる場合は、お水の硬度にも注意しましょう。硬度は、お水に含まれるカルシウムとマグネシウムといったミネラルの量を表したもので、日本のミネラルウォーターは一般的に、100mg/L以下のお水を軟水として扱っています。

赤ちゃんには軟水が適していて、ミネラルの含有量が多いと、赤ちゃんの内臓に負担がかかってしまう恐れがあります。 ミネラルウォーターを使用する場合は、軟水であることを確認しましょう。

赤ちゃん用のお水

ベビー用品店などで販売されている赤ちゃん用のペットボトルのお水でも白湯を作れます。

主な特徴は、加熱殺菌している商品や、ミネラル・不純物を取り除いている商品が多い点です。このようなお水であれば、白湯にすることなく、赤ちゃんに飲ませることができます。また、ペットボトルに入っているため持ち運びにも適しています。

ウォーターサーバー

ウォーターサーバーのお水はミネラルウォーターと同様、残留塩素やトリハロメタンなどの不純物を含みません。また、宅配水のウォーターサーバーであれば、重いペットボトルを買ってくる必要がないので、手軽に安心・安全なお水を利用できる点も魅力です。

なお、お水の硬度は製品によって異なります。赤ちゃんに飲ませる場合は、硬度を確かめておくことが大切です。

お湯を利用できるウォーターサーバーであれば、カップに注いで冷ますだけで白湯を作れます。手間をかけずに白湯を作りたい方におすすめです。

赤ちゃんが便秘気味のときに白湯を飲ませても大丈夫?

一般的に、生後5~6カ月頃の赤ちゃんは、便秘になりやすいと考えられています。離乳食が始まると母乳やミルクの摂取量が減り、水分不足になりやすくなるためです。この影響で便が固くなると、痛みを感じるため、排便を我慢する赤ちゃんもいます。

また、便秘は、水分不足以外の原因で起きていることもあります。気になる点がある場合は医療機関で相談してください。

赤ちゃんや新生児に飲ませる白湯はタイミングや量を見極めて

離乳食を始める前の赤ちゃんや新生児は、基本的に白湯を必要としません。母乳やミルクから栄養や水分を摂れるためです。母乳やミルクをしっかり飲んでいる場合は、離乳食を始めた後、少しずつ白湯を与えて慣らしていくとよいでしょう。

なお、水道水から白湯を作る場合は、15分以上の煮沸が必要です。冷ますまでの時間を含めると、かなりの時間がかかります。

手間を減らしたい方は、コスモウォーターのウォーターサーバーをご利用になってみてはいかがでしょうか。市販のミネラルウォーターも、硬度が高すぎない軟水であれば、赤ちゃんにも与えていただけますが、買いに行く手間や労力が必要となります。 手間が減るうえ、冷水と温水を適温になるよう混ぜて、手軽に白湯を作れます。もちろん、温水を冷まして白湯を作ることも可能です。

また、コスモウォーターは厳しい品質管理のもと、加熱処理した軟水の天然水を使用しているため、赤ちゃんがいるご家庭でも安心してご利用いただけます。もちろんミルクづくりにも使用できるお水なので、安心安全なお水を便利に使いたいと考えている方はぜひご検討ください。

コスモウォーターのウォーターサーバーの詳細はこちら

キャンペーン

料金・ご利用案内

0120-1132-99受付時間:9:00~18:00
(土日祝日も受付)

新規申し込み